フードトラッカー日誌【キッチンカー開業期】5・16 天下取る!

こんちは!

本日も工房に手伝いに。

西田さんが朝のうちにトラック荷室の開口部をカットしてあと少しで切れるというところでわざわざ止めて待っていてくれました。

開口式を一緒にやろう、と。

軍手をはめて準備。

荷室の中から西田さんが最後の部分を電ノコで火花を散らしながら切ってくれ、開口部の鉄板を二人でゆっくり取り外しました。

『さあ、無事にトラックが開口しましたーー!

ここからが本当の始まり!

オープンおめでとう!』

と拍手しながら仰ってくれました。

いやー粋な演出で本当に嬉しかった!感激です。

なんでも西田さんはいつも一人でこの開口をやっているのでお客さんと一緒にやりたかったそうです。

気合い入りましたねー!!

絶対に成功するデーーー!!

今日は西田さんは開口したところの骨組みを作ってくれました。

仕事早い!!

本気でやったら3日くらいでキッチンカーできるんとちゃう?

と思うくらいです。

僕は2日間かかって剥がしたペンキとシールの跡を最終綺麗な布で吹き上げてラッピングシートが貼れるようにしました。

昨日のことなんですが、西田さんが

『青木くんが本気でやりたいなら、

10月の神戸のキッチンカーコレクション出るか?

そうなったら俺も本気でサポートするで。』

と言ってくださいました。

ドキッとしました。

神戸キッチンカーコレクションのことは存在だけ知ってはいましたが、

テレビ大阪が企画する関西でも大きなイベンントでここで入賞でもすればかなり知名度が上がり、

他のイベントに行ったら行列ができる有名店になれるらしいのです。

そんなイベントに、しかも10月!

僕自身は最初は小さな会場で慣れて、少しづつ楽しみながらやっていこうかなー、と考えてました。

でも西田さんは日本でも有数の大きなイベントでも戦っていけるような車を本気で作ってくれていたのでした。

『ラクレットが成功したら、絶対にこの車はどこで作ったの?っていうくらい質の高い車を俺は作るよ!』

と。

すごく嬉しかった。

だからあんな開口式とかやってくれたんや。。

本気でやろう。

まだ数少ないキッチンカーの星になってやろう。

ピリッとしたものが体を流れました。

僕も今までの飲食店業界とネットをつなげて、

厳しいこの業界を少しでも変えてやろうという思いでキッチンカーを始めたのでした。

やっぱり西田さんを選んだのは間違いではなかった。

カスタマイズの腕ももちろんトップクラスですが、この人はハートでも絶対に負けてないんですよね。

やり方次第で本気で天下取れると思ってる。

 

全てが良い方向に向かっているのを実感しました。

ラクレットサンドを作るのも

大イベントで戦っていくにはそれなりの設備が入ります。

電力がかかってしまうのでガスを使ってバケットを焼ける器械としてオーブンを考えていましたが、やめました。

ベストではないな、と頭をよぎったんです。

もしも1日300食以上を簡単に販売しようとしたら、オーブンでは時間がかかってしまう。

もっとベストなものがないのか?

調べると上下からガスで焼くことができるグリラーがありました!

これや!

これしかない!

普通は焼き魚や焼き鳥、串焼きなんかをお店でできるだけ早く提供するのに使うような機械です。

多分これでバケットをトーストしたような人は過去にいないでしょう。が、そういう使い方ができるやん!

前回の出店時にカセットコンロの網焼きの機械でまずまずいい感じでバケットがカリッとなったんです。

パンを美味しくトーストするには高温で表面をさっと焼くことです。

時間をかけて焼くとパンの中の水分が出てパサパサのなってしまいます。

オーブンは大量にトーストができる反面、庫内の温度を高温にしても直火に比べるとどうしても時間がかかってしまう。

上下からの直火なら多分30秒くらいでバケットのトーストができるはず!

しかも高さ調節のレバーで上下超近距離でひっくり返さずにバケットが焼ける!

ラクレットサンドで全国制覇、ということを視野に入れた場合、この選択をするしかないよね!

ということで本気モードになりました。

トラック内の設置もほとんど固まって順調に進んでます。

いやー、トラック完成楽しみ。

やるでー!!